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アメリカ人のママと結婚してはや13年、3人のハイブリッド(あえてハーフと呼びません)キッズのパパの子育て奮闘記です。


by takatsugupapa
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前回、LAP(The Learning Accomplishment Profile )というツールを使って、子供の発達障害を見つけることについてかきましたが、このLAPというツールはそのためだけに使っているのではなく、このツールが園における子供たちの教育の基になる大変重要なものだということを今回は書いてみたいです。アメリカのHead Start Program(連邦政府によるプログラム)では、まず子供が入園して1ヶ月以内にLAPによるAssessmentがあります。その後毎月一回、Re Assessment をしていきます。そのAssessmentもテストのように子供を机に座らせて行うものではなく、毎日の生活、あるいはActivityの中から観察によりチェックしていきます。LAPは7つのカテゴリーに分かれているのですが、それぞれのカテゴリーの中から3つまだ子供が達成できないターゲットを選び、(合計21の発達目標))(例えばFine Motor Skillでは、ブロックを3つ重ねてつむことができる)各子供の月ごとのCAP(Child Activity Plan)アクティビティープランを作成します。それには21の発達目標のほかに、それを達成できるのに有効なアクティビティーの具体的な例も記載します(先生のクリエイティビティーが要求されます。)例えば、Small Group Activity Timeに積み木を使って、家を作る。といったものです。あくまでも遊びの中から学んでいくというのが根本的な原理なので、積み木を子供にわたして「5つ積み木を重ねてご覧」といった練習ではだめなのです。よく勘違いをするのですが、遊びから学ぶといいいますが、無計画にただ子供を遊ばしても、そこからはなかなか効率よく子供は学べません。子供たちの年齢(発達段階)にてきした環境と計画、保護者の適切な誘導があって子供たちは効率よく物事を学んでいけるのです。先生は、その子と一緒に積み木で家を作りながら5つ重ねられるように励ましてやったりします。先生は毎日のレッスンプランを週ごとに作成しますが、そのレッスンプランGAP(Group Activity Plan)と呼びますが、にもこの21の発達目標を反映させます。そうして作成したレッスンプラン(Activities)遊びの内容には、先生にとってもしっかりとした教える目標が見えますし、子供にとっても発達の段階で必要な要素が盛り込まれているので、とても効率的なものになります。そうしてあっという間に1ヶ月が過ぎると、また新しく LAP、CAP、GAPを作成し、子供の遊び(学び)の手助けに全力を尽くしていきます。そのほかにも3ヶ月に一回は必ず各保護者との面談があり、LAP、CAPの報告と家でも保護者が子供とできる遊び(目標にあった)を紹介していきます。僕の仕事の一つははこうしたプログラムの作成とこれをどう使うのか各先生に教え、サポートしていくもので、こうして書いてみるとものすごい量の仕事のように感じ、みんな慣れるまでは大変ですが、実際慣れるとそんなでもなく、各クラスの先生がしっかりとした目標をもって集中して子供を観れるのでとても良いシステムだなあと思っていました。システム的な感じも受けると思いますが、実際に使われるアクティビティーは、各先生が考案したオリジナルなもので、子供たちもとても楽しんで園での生活を送っていました。
# by takatsugupapa | 2009-03-06 19:52 | 幼児教育
長男の話なのですが、彼が3歳ぐらいの頃でした、彼の通っているPre-Schoolクラスの先生からの連絡で最近、彼があまり園であまりしゃべらず、先生や友達の問いかけにも反応を示さないことがあるので、一度専門の先生に観てもらってもいいですか?ということでした。
彼が通っている園はHead Start Programで、毎月1回、個々の生徒の発達状況をLAP(The Learning Accomplishment Profile )というToolを使って、7つのカテゴリー(Gross Motor Skill, Fine Motor Skill, Language Skill, Pre-Writing Skill, Cognitive Skill, Self Help Skill, Social Emotional Skill)からチェックしていきます。例えば、Language Skillでは、12~17ヶ月の赤ちゃんの場合、マーマとかダーダといった2つの音から成る言葉が言える、です。当然個人差もあるのですが、6ヶ月以上の遅れが見られる場合は、先生がすぐにEducation Coordinator、Nurse、Family Coordinator に連絡し、保護者の承諾をもらった上で、専門のセラピスト、あるいはお医者さんに再検査してもらいます。その結果、もしその子にサポートが必要だという診断がでれば、園とセラピスト(政府から派遣されます)が連携してその子供に最も適した方法でサポートしていきます。(必ず保護者の許可が必要です)(当然、保護者には経済的負担は一切ありません)またそれで問題がないとわかればよかったなあということになります。
長男の場合は、スピーチセラピストによる診断とNurseによる聴力のテストを行いました。その結果、彼の両方の耳がよく聞こえていないことがわかりました。それをマリースに言うと、そういえば最近特に彼の後方からなにか問いかけても、反応がなかったり、「は~?」と問い返したりしているということでした。小児科に連れて行くと、中耳炎にかかり耳に膿がたまっているので、うまく聞こえないということでした。結局両耳(鼓膜)にチューブ(小さなストローのようなもの)を入れてもらいました。すると、僕たちもびっくりしたのですが、今までは反応が鈍かったのが、全く聞き返すこともなく、彼の態度や機嫌もよくなりました。(人間からだの調子が悪いと不機嫌になるものです)本当に、園の早急な対応に助かりました。
LAPというチェックツールは割とおもしろいので一度見てみてください。
http://www.kaplanco.com/curriculum/LAP3_index.asp
アメリカのHead Start Program では、このEarly Intervention という考えがとても重要だと考えられています。もし子供に発達障害などがあった場合、早期発見できれば、早い段階からその子供にきちんとしたサポートを提供でき、その結果その子供の障害をほとんど取り除けたり、あるいはその家族にとっても障害という事実を受け入れうまく対応していくことが出来るようになります。親にとってみれば自分の子供になんらかの発達障害があるというのは、なかなか現実に受け入れにくいものです。そのため、第三者が客観的に共通の道具(この場合はLAPという段階における子供の発達状況確認診断要綱)を使い判断することで、発達障害の早期発見につながるのです。もしそうした道具を使わなければ、障害があるのかないのかという判断は、親、あるいは園に先生の主観的な判断に頼らざるえなくなり、時には障害の発見が遅くなり、あるいは発見されることなく、出来の悪い子、あるいは落ち着きのない子、変わった子としてほったらかしにされてしまう危険性もあります。また早期発見できても、そうした子供たち、保護者をきちんとサポートする仕組みがないと意味がないのですが.....
# by takatsugupapa | 2009-03-04 19:41

「おはよう」について

     朝仕事に行く途中などに、通学途中の子供たちから「おはようございます」といわれると、とても気持ちいいです。だから僕も自分の子供たちに必ず挨拶はキチンとしなさいといっているのですが、なかなかできません。最近、ぼくもできるだけ町で会う人(どなたか全くしらないのですが)には挨拶をするようにしています。ただそうしていて、きずいたのですが、「こんにちは」といって通り過ぎるだけで、そこからなかなか会話が始まり、お互いについて話すということはありません。
     アメリカではよく「こんにちは」の代わりに「How are you doing?, とか What's up?, How's going?」調子はどうですか?と言った意味のフレーズを使います。そうしてそのあと簡単な会話が続いたりします。コンビニに来たお客でも、レジ係に人によくこんな調子で会話を楽しみます。(反対に、会話が弾みすぎて後ろで待っている人からひんしゅくをかっている人もいますが)
     「おはよう」とか「こんにちわ」はものすごく大事で気持ちのいい言葉なのですが、型にはまりすぎていて、ちょっと硬い感じがします。とはいってもコンビニでレジの人に「調子はどうですか?」というのも変ですし・・・・ちょっと考えてしまいます。前々回、レストランのウエイトレスの話をしましたが、とても丁寧で礼儀正しいのですが、もう少しリラックスして「いらっしゃいませ」そしてそのあともう一言言えるようになればいいのになあと思います。
     型にはまっているといえば、長男の「あのね」帳でもその傾向があります。長男はすぐ、がんばりたいです。とか うれしいです。とか書いています。その気持ちはわかるのですがお手本どおりで何度も聞いているうちに、その言葉のもつ「がんばる」がどのくらいがんばるのか、価値が薄くなってきて僕の心に伝わりにくくなってきます。丁寧に礼儀正しくみんなと同じようにお手本どおりにすることも大事だと思いますが、もう少し気楽に力を抜いて本当に自分の思っていることが言葉にできればいいのになあと思います。
     僕もこれからは、「おはよう」「こんにちは」の後もう一言つづける努力、そしてレジ係の人にもなにか一言かけられるようにがんばろうと思います。(自分も「がんばろう」と書いてしまった!)難しいなあー。そうすればもっと人に優しい社会になれるのでは、とおもいます。
# by takatsugupapa | 2009-03-01 16:37 | 子育て

赤ちゃんのおもちゃ

      生まれたばかりの赤ちゃんをお母さんのおなかの上に乗せてあげると眼もうまく見えないのにお乳を求めて這い上がってくるといいます。やっぱりこれも赤ちゃんの本能なのでしょう。これから考えると、赤ちゃんはすごく嗅覚や聴覚が敏感だったり、手で触って感じることから様々な情報、知識を得ているのだと思います。だからおもちゃもそんなに高価なものでなくてもいいので、赤ちゃんが触って、その感覚が楽しめるものやいろんな音が出るものなどがいいと聞きました。手づくりのがらがら(ペットボトルに豆やビーズ、色水や油などを入れたものなど)などでもいいのではないでしょうか?絵本も布でできた物(口に入れても大丈夫なもの)なら自分で遊べるので絵本に興味を持つとっかかりとしていいと思います。

       7年前長男が生まれたとき、親ばかなのですが、結構おもちゃ(がらがら とか ぬいぐるみ)を結構買ってしまいました。それも真っ赤のかばとかレインボーカラーのがらがらとか原色を使ったできるだけかわいいものをかってあげました。おもちゃ屋にいっておもうのですが、赤ちゃんのおもちゃって原色を使ったはでなものが多いいなあとおもっていました。
   
     ある日の夕方、赤ん坊を抱えて、その子の顔を眺めている時のこと、あることに気が付きました。それはなんか長男の目がおかしいことです。がらがらとかを顔の前に持っていってみても全然焦点があってないように感じました。ガーン・・・もしかして目が見えていないのではと思ってあせっていると、長男はがらがらの動く方に目を動かしているのに気が付きホットしました。でもなんで目の焦点があってないのかなあと不思議に思ったので、子供(赤ちゃん)の発達について調べてみると、やっぱり赤ちゃん(生後6か月ぐらい、個人差はありますが)は目があまりうまく見えていないのです。ぼんやりとしか見えてなく、色もはっきりと違いが分からないのです。だから赤ちゃんのおもちゃってすごい原色をたくさん使った、かわいらしくしたおもちゃがおおいいのかと分かりました。実際には赤ちゃんにはほとんど色の違いが見えてないのです。一番いいのは、はっきりと色のコントラストがでる白、黒のおもちゃです。親からしてみればあまりかわいくないので、できるだけ原色でコントラストがはっきりするようにしているのです。赤ちゃんにはそのおもちゃがかわいいかどうかなんかきにならないので、かわいくなくても白黒のおもちゃが赤ちゃんにとってはうれしいおもちゃなのです。そんなおもちゃはあまりないのですが、ベイビーアインシュタインというブランドのおもちゃにはいくらかあると思います。

      まあどんなおもちゃでもその子が気に入ればそれでいいんですが、一番気をつけなくてはいけないのは、安全かどうかです。アメリカのおもちゃにはすべて、何歳の子供から遊べるのか必ず箱に表示がしてあります。赤ちゃんはすぐに、何でも口にいれてしまうのでこれを一番注意しなくてはいけません。ビー玉、おはじき、マジックのキャップ、クレヨン、電池、や硬貨などは注意する必要があります。アメリカの保育園では、絶対に赤ちゃん~2才までの子供は3才~上のクラスの教室には入れません。置いてあるものに小さな子供に適してないものがあるからです。安全に関してはものすごくうるさいです。これについてはまた次回書いてみたいです。
  
     もし生後間もない赤ちゃんを持たれている人がいたら、いくらかのペーパープレイトに黒のマジックで模様を描いて、天秤みたいにして赤ちゃんのベッドの真上の天井からぶら下げやってみてください、きっとよろこんでくれると思います。http://www.amazon.com/Manhattan-Toy-201770-Infant-Stim-Mobile/dp/B00009ZIKH/ref=pd_sim_b_2
    
今日の絵本はMy Animals (Black & White (Walker & Company))
# by takatsugupapa | 2009-02-24 21:07 | 幼児教育
     前回はアメリカのネゴシエーション術について書きましたが、今回は自分の家でのネゴシエーションについて書きます。
     あまり人のことはいえないのですが、僕は人としゃべるのがとても苦手です。とくにネゴシエーションなどもってのほかです。すぐにはいはいとかいいよとか実際はそう思ってないのに言ってしまいます。そして後でそのしわ寄せで困ってしまいます。その点マリースはいつも自分が納得するまで、また相手がきちんと納得するまでとことん話し合います。僕にしてみれば、それは絶対無理でしょうということでも、キチンと解決してしまいます。子供も、僕ではなく、マリースの方を見習ってほしいのですが、思うとおりにはいかないようです。
      
     長男は今、1年生ですがまだネゴシエーションが上手ではありません。たとえば、何か自分の気に入らないことがあると何も言わないで目に涙を浮かべて部屋の隅で泣いてしまいます。たとえば見たいテレビ番組があるのに、部屋の掃除をしなさいと言われたときなどはそうです。次男(5才)の場合は、気に入らないことがあると喚きながら床をごろごろころがって泣き続けます。そんなときマリースはいつも彼らに(次男の場合は殻が少し落ち着くまで待って)、腰を落として彼らと同じ目線に合わせて、言います「言葉を使いなさい、泣いたり、床を転がる代わりに、自分が思っていることをきちんといってみなさい」「じゃあないとお母さんやお父さんにわからんよ」と優しく諭します。(長女2才もいるのですが、まだこの子には自分の感情が言葉で表現できないのでこの方法は使えませんが)、僕の場合、僕も意地になって「かたずけなさい」と子供にいった手前なかなか撤回できず無理やり子供にやらせてしまいます。
  
     マリースが子供とはなしをして、長男が「いま見たい番組があるからそのあとかたずけるよ」というと、「じゃあ、次のコマーシャルになったらやったら」とネゴシエーションを始めます。もし長男が納得して「わかった」というとネゴシエーション成立です。お互い納得してスムーズに事が解決します。それでもなかなかうまくいかず、長男も次男も毎日のように、部屋の隅で泣いていたり、床をごろごろしています。

     そんなある日、長男は週1回習い事しているのですが、僕の都合でその先生ではなく違う先生のところに代わってほしいと長男に頼みました。するといつもは「ええ~」とか「いやじゃなあ」とかいうのですが、今回は「今いっているところは、友達もおるし、やっと慣れたけんいまのままの方がええはー」と言いました。僕はなるほどと思い、いまの先生のところに行くことにしました。マリースはその場にいたのですが、彼女はうれしそうに長男に「今のがネゴシエーションじゃが。ちゃんとお父さんの意見をきいて、それから自分の意見をキチンといってお父さんを説得できたがー」といいました。簡単なことなのですが、長男もマリースにいわれて初めてそれに気づき「あっそうか」という顔の後少し恥ずかしそうに笑顔で納得していました。僕もなるほどと思い、長男のちょっとした成長にうれしくなりました。

    
# by takatsugupapa | 2009-02-22 14:15 | 子育て