アメリカ人のママと結婚してはや13年、3人のハイブリッド(あえてハーフと呼びません)キッズのパパの子育て奮闘記です。


by takatsugupapa
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     最近、懐かしく思うことの一つに散歩があります。Seneca Falls に住んでいたころは、仕事から帰ると、夕食の後、毎日のように家族でダウンタウンや運河沿いを散歩していました。特に夏はサマータイム制もあって夜9時ごろまでは明るいので途中でよったアイスクリーム屋さんで買った、ソフトクリームを片手に町をぶらぶらしながら、町の人とのちょっとした会話を楽しんでいました。冬でも週に2,3日は、そんなに寒くなければ(時には寒すぎて外出禁止(30分以上)警報がでたりしますが、)防寒具にブーツをはいて雪の上を散歩します。散歩する時はいつも家族全員一緒で、お互いにその日に会ったことなどを話す良いチャンスでもあります。
     
    また子供にとっては散歩は無限大の学びのチャンス(新しい発見)の宝庫でもあります。昔勤めていた幼稚園でも、天候さえ許せば毎日散歩することを奨めました。子供にとって一番簡単に且つ効果的に物事を学ぶ方法は、本当の物(real things)で,感覚(見たり、聞いたり、臭ったり、触ったり)を使うことで、直接的に感覚から学ぶほうほうです。たとえば、幼児が「春」を学ぶとき、本やテレビでも確かにさまざまなことを学べますが、実際に春、外に出てみて道すがら、チューリップや水仙の新芽が土から出ているのを見たり、蝶やテントウムシを見つけたり、春の空気を匂えば、直接的に春を感じることができ、はるかに印象強く学ぶことができるからです。その際に実際にその物(たとえばテントウムシ)を見ながら、大人が補助的にさらに様々な情報(たとえば足の数や、色、など)を加えてあげればもっと効果的です。僕がよくしていたのは、子供(特に赤ちゃん)に実際にいろんなものを触らせてみて、たとえばテントウムシの背中なら、つるつるとか、ブロック塀ならざらざらとか声に出して言ってあげると、その単語と自分が感覚的に見て触っているものを結びつけて、声に出せなくても{ブロックの表面は見た目がこんな感じで、触るとこんな感じなのか、それでこの感覚を日本語ではざらざら(rough)と表現するのか}と理解し始めます。

    また言語についても散歩は効果的です。散歩の途中には、いたるところに文字や数字が書かれているのを目にします。番地の標識だけでも子供にとってみれば最初は訳のわからない絵のようにしか見えなかったものが散歩をつづけるうちにそれが数字であることに気づき、次にどの数字かわかるようになり、またその標識には住所という意味があることにきづくようになります。

    僕の次男についてですが、彼が2才の頃、家族で散歩していると途中うにマクドナルドがありました。時々マクドナルドに寄ってコーヒーを買うのですが、どこへいくのか聞かれると、僕は彼に「マクドナルドよ」と教えてあげていました。そうこうしているとある日散歩していると前にマクドナルドの「M」のマークが見えました。すると次男は「マクドナルド」「マクドナルド」と僕に教えてくれました。その時は「そうよ、マクドナルドがあるな」と答えて歩いているうちに「??? なんでこの子はマクドナルドだと分かったのかな」と考えてみると、次男は、黄色い大きな「m」(彼にとっては絵みたいなもの)とマクドナルドという言葉と、ファーストフードレストランという概念を関係づけることに成功していることに気づきました。そしていまでは(5才ですが)Mcdonaldと書いてあげれば、それをフォニック的に読むこともできるのですが、Mcdonaldという文字を絵(漢字のように)として認識し、それを「マクドナルド」と読め(ホールラングエッジーWhole Language
法的に)、それが世界一のファーストフードチェーンの名前だということ、そして父親の一番お気に入りの店だということも分かるようになりました。

    いろいろ書きましたが、子供にとって自分の身近な周りの世界から信じられないほど多くのことを勉強することができ、大人がそのことをすこしでも気にかけていれば、子供が得られる知識の量は無限大にひろがります。確かに身の回りの世界だけでは限界があるのも確かです。だから子供にとって本(絵本)も散歩と同じかそれ以上に重要な役割を果たすのです。
    
    次回はその本(絵本)について書いてみたいと思います。
    
    今日のお勧め絵本は、Alphabet City by Stephen T. Johnson (Paperback - Nov 1, 1999)
by takatsugupapa | 2009-01-31 17:44 | アメリカの生活
     アメリカで一から職を探すということは、僕の人生の中で一番難しいことでした。それでも、食べていくには働かないといけないので、いろんなところに面接に行きました。アメリカでは、経験あるいは知識がないとなかなか雇ってくれません。だから最初はただでもいいからその職場で働かせてもらいます。そこで認められてなおかつポジションが空けば、チャンスが生まれます。

     アメリカの幼稚園でやっと先生の職を得たときは、本当にうれしくて(わんぱくキッズとの地獄のように忙しい毎日が待っているとは知らず)マリースと喜びました。

     いざ、先生になってみて、初日家を出る時は興奮していたのですが、車で職場に向かうときふと思ったのは、「本当に変な英語を話すすごいアクセントのある日本人(それも男性)をアメリカ人の子供たち、その父兄、そして同僚が認めてくれるのかなあ」ということでした。それを考え始めるうちに段々と運転する車のスピードが落ちてきて、しまいには暑くもないのに変に冷たい汗をかき始め路肩に車を止めて自分を落ち着かせなくてはいけませんでした。

     なんとか園に到着して、園長(ディレクター)に自分の教室を案内してもらい、「じゃあ、がんばって」って言われ一人教室に取り残されると、車の時よりももっと冷たい汗が出始め、そのうちに息までがうまくできなくなり、気が遠くなりかけたとき、最初の一陣(子供たちはスクールバスで登園します)が教室に入ってきました。とり越し苦労だったのか、ほとんどの子は抵抗なく僕に馴染んでくれあっという間に一日が終わりました。父兄たちも最初は僕との間に壁のようなものを作っていましたが、1か月もすると彼らが「子供たちがいつも家で「Taka」の話ばかりしています。やっとお会いできてよかったです」「うちの娘がTakaにcrush(ぞっこん)なんですよ」なんて言ってくれはじめ、そうなると最初は冷ややかだった周りの同僚もやっと自分のことを認めてくれるようになりました。

     結局、先生として働いている間、子供からは「Takaはジャッキーチェンか?」とは何度か言われましたが、そのほかは父兄からも、園の偉い人(政府の偉い人)からも一度として「英語もろくにしゃべれん日本人が教えられるんか?」なんてことは言われませんでした。皆からはいつも温かくしてもらい本当によい職場でした。

     このように、アメリカでは人口の1/3あるいはそれ以上(大都市ではほとんど)の人がどこからかの移民でありそれぞれ独特のアクセントがあります。メキシカン、チャイニーズ、コリアン、フレンチ、ジャパニーズとそれぞれのアクセントがあります。だから僕は言葉(英語)は自分の言いたいことが相手に伝わるのであれば、アクセントがあっても全然問題ないのだと思います。ただRとかTHの発音(これはアクセントとは違います。)はちゃんと使い分けないと、しゃべっても理解してくれません。僕がまだESL(English as a Second Language)クラスに通っている時に一度先生に「僕の目標はアメリカ人と同じようにしゃべりたいです」というと彼は「その年(20代後半)からでは無理。子供の時なら大丈夫だけど、それにそんな必要ないよ、ちゃんと自分のいいたいことが相手に伝わればアクセントがあっても大丈夫」といってくれ、なんだか目から鱗の気持ちでした。

     そういう意味で、小さい時から色んな人種、いろんなGender(性別)、いろんな文化をもった人がいろんなアクセントで生活にかかわってくれる場を提供でき、またそれを受け入れる子供たちや親はすごいなあと思っていました。

     今日、マリースが長男の小学校に寄ったとき、偶然その小学校の英語の先生に会ったと教えてくれました。その先生はフィリピン人の先生だそうです。ぼくはそれを聞いて長男がとてもうらやましく思いました。というのは、子供たちにとって英語を話すのは白人ばかりではなく、いろんな人種の人が英語を話すし、多少アクセントがあってもそれは全然問題ないことを理解できる絶好のチャンスだからです。そのうえ、英語だけでなく、フィリピンの文化や歴史を学べるのです。親として思うのは英語の授業だけでなく、もっといろんな国の人に学校に来てもらっていろんな話を子供たちにしてもらえるチャンスがこれからも増えることを期待しています。

今日の絵本は、My Teacher's Secret Life (Aladdin Picture Books) (Paperback)
by Stephen Krensky (Author), Joann Adinolfi (Illustrator)
by takatsugupapa | 2009-01-27 21:18 | アメリカの生活
    今回は食と異文化について考えてみました。
    
時々、実家に帰って食事することがあるのですが、その時によく自分の母親から、「あんた所は朝パン食でしょ、それはよくないは、朝はちゃんとご飯たべないとダメ!」「ご飯たべんと頭よくならんよ!」なんて言われイライラしますが、面倒くさいので「ハイハイ」で済ましてしまいます。でもこころの中では、「パンもご飯も同じ炭水化物やんけ!」とか「パンが主食の国民はアホばっかしかっ!」って叫んでいます。

    この間、なにげなく雑誌かなにかを見ていると、面白い記事を見つけました。それには、「食生活の問題点は・・・ 朝食欠食や偏食や6つの「こ食」などです。と書かれていました。6つのこ食とは、孤食:家族が不在で、1人で食べること。個食:家族それぞれが自分の好きなものを食べること。固食:自分の好きな、決まったものしか食べないこと。小食:いつも食欲がなく、食べる量も少ないこと。粉食:麺類、パン類を主食として好んで食べること。濃食:味の濃いものを好んで食べること。とありました。このような食事が続くと、発育に必要な栄養が偏ったり不足しがちになり、粉食では噛む力が弱くなり、濃食では糖分.塩分のとりすぎになるそうです。

    この記事についてマリースとどうやったらうちの食生活をかえられるか話している時です。

    「孤食はよくないのは分かってるけどお互い仕事や子供はおけいこごとでなかなか時間があわないねー」とマリース。ぼくが、「個食はうちにかぎってないよなあ」って言うとマリースは「うーん、うち、カレーの日は長男だけは、肉じゃがよ。だって彼カレー嫌いなんよ。」僕が「それはよくないなー」っていうと、「でもカレーってすごいカロリー高くて、加工油脂(うちでは加工油脂は最も悪い食べ物の一つとみなしています)の塊なんよー。それだったら肉じゃがのほうがヘルシーよ!」「じゃあ、みんな肉じゃがのほうがええなあー」っていうとマリースは「・・・・・・」固食については、自分がシイタケが食べれないだけにあまりきつく子供にいえないです。

    次に粉食ですが、これには僕もマリースもおかしいなあと思いました。というのは、粉食では噛む力が弱くなるという意見(事実)に反対だからです。パンにもフランスパン、イタリアパンなどはとても固く(at least harder than rice),ラーメン、うどん、パスタなどがご飯よりも柔らかいとは思えないからです。イタリア人、フランス人などの顎が日本人より弱い(噛む力が弱い)でしょうか?日本の主食はご飯なので、そういう文化は大事にしていきたいですが、麺類やパン類がご飯よりも劣っているあるいは、害がある言い方には、少し抵抗があります。もう少し異文化(パン食、麺食の文化)を尊重してもいいような気がしました。

    最後に濃食についてですが、うちの子供たちの間で不思議な傾向が見られます。長男は赤ちゃんの頃から、食事はいつも野菜のすりおろし、飲み物はミルクか水、ジュースはコップにちょびっとオレンジジュース(100%)であとは全部水で薄めたもの、普通なら飲めないしろものを飲ませていました。(はじめての子なので親もやる気満々です)。でも生まれたときからこれなので、彼にとっては全然苦ではなかったようです。4歳の誕生日にはじめてマクドナルドに連れて行き、初めて本当の意味での100%ジュースを飲み、アイスクリームを食べました。(今までだまされていたことに気づきさぞショックだったことでしょう)。その後、次男、長女と誕生し、そのころには長男のときのような食事を作るのが面倒くさいのもあって、長女は1歳の時にはすでにフレンチフライやアイスクリームの虜になっていました。この3人を比べてみると、長男は濃い味のものや甘いものにあまり興味がありません。たとえば彼の嫌いなものは、カレーライス、アイスクリーム、ケーキ、シュークリーム、マヨネーズなどです。また子供会などでもらうお菓子の袋には全く興味がなく、いつまでたってもそのままで床に放置されます。その反対に次男と長女は、お菓子、ケーキ、ジュースなど甘いもの、あるいはソース類には目がなくお腹が減ると2才の長女までが、冷蔵庫を勝手にあけアイスでも見つけようものなら床にしゃがみこみ一心不乱にアイスをむさぼる様子はNight of the Living Deadのゾンビを思わせます。親の取組みかた次第で、こんなに違いがでるのでしょうか?

    色々かきましたが、健康な体づくり、豊かな心を育てる上で大事な「食」、まずは、食事中にはテレビなしから始めたいと思います。

    今日の絵本は「Green Egg and Ham」 です。
by takatsugupapa | 2009-01-25 18:02 | アメリカの生活