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アメリカ人のママと結婚してはや13年、3人のハイブリッド(あえてハーフと呼びません)キッズのパパの子育て奮闘記です。


by takatsugupapa
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アメリカでのEarly Intervention (子供の発達障害における早期介入)

長男の話なのですが、彼が3歳ぐらいの頃でした、彼の通っているPre-Schoolクラスの先生からの連絡で最近、彼があまり園であまりしゃべらず、先生や友達の問いかけにも反応を示さないことがあるので、一度専門の先生に観てもらってもいいですか?ということでした。
彼が通っている園はHead Start Programで、毎月1回、個々の生徒の発達状況をLAP(The Learning Accomplishment Profile )というToolを使って、7つのカテゴリー(Gross Motor Skill, Fine Motor Skill, Language Skill, Pre-Writing Skill, Cognitive Skill, Self Help Skill, Social Emotional Skill)からチェックしていきます。例えば、Language Skillでは、12~17ヶ月の赤ちゃんの場合、マーマとかダーダといった2つの音から成る言葉が言える、です。当然個人差もあるのですが、6ヶ月以上の遅れが見られる場合は、先生がすぐにEducation Coordinator、Nurse、Family Coordinator に連絡し、保護者の承諾をもらった上で、専門のセラピスト、あるいはお医者さんに再検査してもらいます。その結果、もしその子にサポートが必要だという診断がでれば、園とセラピスト(政府から派遣されます)が連携してその子供に最も適した方法でサポートしていきます。(必ず保護者の許可が必要です)(当然、保護者には経済的負担は一切ありません)またそれで問題がないとわかればよかったなあということになります。
長男の場合は、スピーチセラピストによる診断とNurseによる聴力のテストを行いました。その結果、彼の両方の耳がよく聞こえていないことがわかりました。それをマリースに言うと、そういえば最近特に彼の後方からなにか問いかけても、反応がなかったり、「は~?」と問い返したりしているということでした。小児科に連れて行くと、中耳炎にかかり耳に膿がたまっているので、うまく聞こえないということでした。結局両耳(鼓膜)にチューブ(小さなストローのようなもの)を入れてもらいました。すると、僕たちもびっくりしたのですが、今までは反応が鈍かったのが、全く聞き返すこともなく、彼の態度や機嫌もよくなりました。(人間からだの調子が悪いと不機嫌になるものです)本当に、園の早急な対応に助かりました。
LAPというチェックツールは割とおもしろいので一度見てみてください。
http://www.kaplanco.com/curriculum/LAP3_index.asp
アメリカのHead Start Program では、このEarly Intervention という考えがとても重要だと考えられています。もし子供に発達障害などがあった場合、早期発見できれば、早い段階からその子供にきちんとしたサポートを提供でき、その結果その子供の障害をほとんど取り除けたり、あるいはその家族にとっても障害という事実を受け入れうまく対応していくことが出来るようになります。親にとってみれば自分の子供になんらかの発達障害があるというのは、なかなか現実に受け入れにくいものです。そのため、第三者が客観的に共通の道具(この場合はLAPという段階における子供の発達状況確認診断要綱)を使い判断することで、発達障害の早期発見につながるのです。もしそうした道具を使わなければ、障害があるのかないのかという判断は、親、あるいは園に先生の主観的な判断に頼らざるえなくなり、時には障害の発見が遅くなり、あるいは発見されることなく、出来の悪い子、あるいは落ち着きのない子、変わった子としてほったらかしにされてしまう危険性もあります。また早期発見できても、そうした子供たち、保護者をきちんとサポートする仕組みがないと意味がないのですが.....
by takatsugupapa | 2009-03-04 19:41